生チョコに使う生クリームはどの種類が良いのでしょうか?また、200mlを活用するには板チョコが何枚必要か、という疑問に答えます。
Yahoo!知恵袋にこんな質問がありました。
「生チョコを作る際に、どの生クリームを使用すれば良いのでしょうか?スーパーには様々な種類があって迷ってしまいます…」
引用元:Yahoo!知恵袋
スーパーマーケットではさまざまな生クリームが販売されていますが、選び方のポイントとして重要なのは以下の二点です。
- 生クリームとホイップクリームの違い
- 乳脂肪分の比率による生チョコの仕上がりの差
最終的には、原材料が動物性油脂で乳脂肪分が35〜40%の「生クリーム」と明記されている商品を選ぶことで、美味しくて失敗しにくい生チョコが作れます。
200mlの生クリームを使い切るには、板チョコ(50g)を8枚用意する必要があります。
この記事では、以下のテーマに沿って詳しい解説をしていきます。
- 生クリームとホイップクリームの具体的な違い
- 動物性油脂と植物性油脂の違い
- 乳脂肪分が生チョコの仕上がりに及ぼす影響
- 生チョコ作りにおける生クリームとチョコレートの理想的な比率
- 生チョコ作りのポイント
- 生チョコの「生」とは何か
生チョコ作りに最適な生クリームは?動物性か植物性か
生クリームには、生乳や牛乳から作られるもので乳脂肪分が18%以上含まれるタイプと、植物性油脂を使ったホイップクリームがあります。
ホイップクリームを使用しても生チョコを作ることは可能ですが、完成した生チョコは固まりにくく、口当たりが軽やかになります。
市販の濃厚な生チョコを自宅で再現したい場合は、動物性油脂を含む「生クリーム」を選ぶことが推奨されます。
生チョコに適した生クリームの乳脂肪分は?
スーパーマーケットに並ぶ生クリームには、乳脂肪分が35%、40%、47%といったバリエーションが存在します。
生チョコに使う生クリームは、乳脂肪分が35〜40%程度のものが最適です。
乳脂肪分が高めの生クリームは味が濃厚になりますが、油分の分離リスクも伴います。逆に、乳脂肪分が低すぎると、生チョコが適切に固まらず、作りたい結果に至らない可能性があります。
レシピにバターを加える場合は乳脂肪分35%を、加えない場合はやや高めの乳脂肪分40%の生クリームを選択するのが良いでしょう。
生チョコに必要な板チョコの枚数は?200mlの生クリームで
生チョコを作る際の一般的な比率は、「チョコレート2:生クリーム1」です。最近は50gの板チョコが主流ですが、具体的には以下のように材料を準備します。
20個分の生チョコを作る場合:
- 板チョコ4枚(200g)
- 生クリーム100ml
40個分の生チョコを作る場合:
- 板チョコ8枚(400g)
- 生クリーム200ml(1パック)
※個数は作る生チョコの大きさによりますので、あくまで目安です。
なお、乳脂肪分35%の生クリームを使う場合は、生チョコが若干柔らかくなりがちですから、生クリームの量を少し調整するのも一つの方法です。
生チョコ作りのポイント
バターを使った本格的な生チョコの作り方を紹介します。
- 生クリームを少量ずつ3回に分けて沸騰させます。
- 細かく砕いたチョコレートに沸騰した生クリームを加え、ゆっくりと撹拌しながら余熱でチョコレートを溶かします。
- チョコレートが完全に溶けたら、常温で柔らかくした無塩バターをチョコレートの全体量の5%加え、よく混ぜ合わせます。
- お好みで、ブランデーやラム酒を全体の1〜2%程度加えて完成させます。
チョコレートを直接湯せんで溶かすと、分離の原因になりがちなので注意しましょう。
生チョコの「生」の意味は?通常のチョコとどう違う?
通常のチョコレートと生チョコレートの主な違いは、水分量にあります。普通のチョコレートでは水分量が3%未満に抑えられていますが、生チョコはチョコレート生地に、特に生クリームのような水分を多く含む材料を豊富に混ぜ込んで作られます。
チョコレートが全体の60%以上、そしてクリーム(水分含む)が10%以上を占める場合、そのチョコレートは「生チョコレート」と呼ばれます。
「生」という表現は、使用される生クリームの多さだけでなく、新鮮さや柔らかな食感などの特性をも指し示しています。
まとめ
これまでに生チョコにおける生クリームの選び方や必要な量について説明しました。
生チョコ作りでは「乳脂肪分35〜40%の動物性油脂を含む生クリーム」を選ぶことをお勧めします。
また、生クリーム200mlを使い切る生チョコを作るには、板チョコ8枚が必要になります。
ぜひ、自宅での生チョコ作りを楽しんでください。