潮干狩りでマテ貝を上手に採る方法!初心者でも楽しめるコツとは?

生き物

大人になっても潮干狩りの楽しさを忘れていませんか?

子どもの頃は家族で楽しんだ思い出がある方も多いのではないでしょうか。でも、大人になってからはどのように楽しめばいいのか迷う方も少なくないですよね。

実は潮干狩り、大人になっても本当に楽しいんです。私は毎年娘と一緒にマテ貝採りを楽しんでいます。マテ貝は見た目がアサリなどの一般的な貝とは異なり、独特の長細い形をしています。

食べるのも良いですが、採る過程もまた醍醐味。子供だけでなく、大人もこのマテ貝採りに夢中になること間違いなしです。では、どのようにマテ貝を上手に採るのか、私の経験をもとにご紹介します。

マテ貝採りに必要なアイテム

潮干狩りでマテ貝を採るためには、いくつかの道具が必要です。準備するものは以下の通りです。

  • ジョレン
  • バケツ
  • 塩(ドレッシングボトルに入れる)

1 ジョレン

ジョレンは元々田畑で使われる道具ですが、潮干狩りではマテ貝が潜んでいる穴を見つけるのに役立ちます。

砂浜でジョレンを持って歩いている人を見かけたら、彼らはマテ貝採りのプロかもしれません。この道具のおかげで、マテ貝探しは格段に効率的になります。

2 バケツ

採ったマテ貝を入れるためにバケツが必要です。蓋付きのものを選ぶと、車内で貝がこぼれる心配がなくなります。ただし、海水を入れてしまうとこぼれる可能性があるので、その点には注意が必要です。

3 塩

マテ貝は塩分に敏感で、穴に塩を入れると驚いて飛び出してくる習性があります。この特性を利用してマテ貝を捕まえるのです。

塩はドレッシングボトルに入れて持っていくと、使いやすくなります。後ほど詳しい取り方を説明しますが、ジョレンと同様、このアイテムも潮干狩りにおいては非常に重宝します。

その他の準備物

マテ貝採りには、ジョレン、バケツ、塩が基本ですが、他にもあると便利なアイテムがあります。それらは以下の通り。

  • レジャーシート
  • 着替え
  • 紫外線対策用の帽子
  • ポップアップテント
  • クーラーボックス

1 レジャーシート

レジャーシートは、荷物を置く場所としても、休憩時に座る場所としても活躍します。潮干狩りでは意外と便利なアイテムの一つです。

2 着替え

特に子ども連れの場合は、着替えを準備することが大切です。水遊びを楽しんだ後は、ほぼ間違いなく濡れている状態になるため、着替えは必須です。

3 紫外線対策用の帽子

日差しが強い日は、紫外線対策が欠かせません。適切な帽子を用意することで、日焼けや熱中症のリスクを軽減できます。

4 ポップアップテント

4〜5月の潮干狩りシーズンには、時に夏日のような暑さになることもあります。家族で長時間の滞在を計画している場合、ポップアップテントがあれば日差しを避けたり、休憩に使えたりして非常に便利です。

私がよく行く観音寺市の潮干狩りエリアでは、多くの家族がテントを設置しているのを見かけます。

5 水

マテ貝採りの後、足元は砂だらけになります。車に乗る前に足を洗うために、1リットルの水を人数分準備すると便利です。

足をきれいにしてから車に乗ることで、車内が汚れるのを防ぐことができます。また、アウトドア好きなら簡易シャワーの準備もおすすめです。川遊びなど他のレジャーにも活躍します。

6 クーラーボックス

熱中になって体が熱くなることがあります。クーラーボックスには飲み物や冷たいタオルを入れておくと、体を冷やすのに役立ちます。運ぶのが大変な大きなクーラーボックスより、小型のものがおすすめです。

以上、マテ貝採りに必要な道具や、便利なアイテムを紹介しました。これらの準備をして、家族や友人と一緒に潮干狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。

自然の中でのアクティビティは、日常の喧騒を忘れさせてくれる素晴らしい体験になるはずです。

マテ貝採りの時期と時間

マテ貝採りに最適な時期は4月から5月にかけての潮干狩りシーズンです。この時期は気温が上昇し、外で遊ぶには心地よい日が多くなります。

ビーチサンダルや裸足で干潟を歩くのにも最適な気候で、家族や友人と一緒に楽しむのにちょうどいいですね。

時間帯としては、その日の干潮時間の前後2時間が理想的です。しかし、地域によって干潮の時間は異なるため、事前に潮の干満を確認できるウェブサイトでチェックすることが重要です。

干潮時間を過ぎると、すでに多くの人が採取に来ている可能性が高いので、できるだけ早めに現地に着くことをお勧めします。私はいつも干潮時間より前に到着し、潮が引いて干潟が現れる様子を楽しんでいます。

マテ貝の採り方

マテ貝採りは少しコツが要ります。まず、ジョレンを使って砂浜を掘ります。ジョレンを約5cm程度砂に差し込んで、サッと引きます。

マテ貝の生息地では、たいてい2〜3回の試みでマテ貝の穴を見つけることができるでしょう。ただし、ゆっくりとジョレンを引くとマテ貝の穴を潰してしまうので注意が必要です。

次に、塩の出番です。マテ貝の穴に塩をかけると、塩分濃度に反応してマテ貝が穴から這い出してきます。

ここでドレッシングボトルを使うと、穴にピンポイントで塩を入れることができ、とても便利です。ただし、ドレッシングボトルの先端が濡れると塩が出にくくなるため、濡らさないようにしましょう。

穴から這い出してきたマテ貝を見つけたら、素早く指でつまんで捕まえます。マテ貝は逃げようとしますので、しっかりと掴むことが大切です。

穴から引き出したマテ貝はバケツに入れておきましょう。放置すると再び砂に潜ってしまいます。

子どもたちもこのマテ貝採りに挑戦し、大人以上に上手く採れることが多いです。約1時間で300匹程度のマテ貝が採れ、使用する塩の量はドレッシングボトル1本分程度です。

マテ貝を見つけるポイント

潮干狩りでは、広い干潟の中からマテ貝の生息地を見つける必要があります。効率的な方法は次の2つです。

1 他の人がマテ貝を採った場所を探す

広い干潟を無計画に探すと、見つけるのは困難で体力も消耗します。以前にマテ貝を採った場所は、砂が掘り返されていてデコボコしています。

地元の人によると、マテ貝は「住みやすい場所に戻ってくる」とのこと。つまり、これらの跡を見つけると、再びマテ貝が生息している可能性が高いです。

ただし、多くの人が潮干狩りをしているエリアでは、これらの痕跡を見つけるのは難しいかもしれません。そのため、できるだけ早めに訪れることがポイントです。

綺麗な干潟ではなく、既に掘り返された場所を狙うと良いでしょう。

2 地元の人に尋ねる

地元の人は潮干狩りの経験が豊富です。彼らにどこがマテ貝の採れるエリアか尋ねると、有益な情報が得られることがあります。

ただし、邪魔にならないように気をつけながら声をかけてみましょう。潮干狩り愛好者同士、情報交換は楽しいものです。

例えば、今回私たちが訪れた時、子どもたちが遠くにいた地元の人から情報を得ることができました。そのおかげで、効率良く大量のマテ貝を採ることができました。

マテ貝の美味しいレシピ

潮干狩りで採れた新鮮なマテ貝、家に持ち帰ったらどのようにして食べるのが良いのでしょうか。私の家庭でよく作る、簡単で美味しいマテ貝のレシピを紹介します。

まず、マテ貝は塩茹でが基本です。マテ貝を適量の塩水で茹で、十分に火が通ったら湯切りし、殻を外します。ここからがおいしさのクライマックスです。

シンプルにポン酢で

最も簡単でおすすめなのが、ポン酢をつけてそのまま食べる方法です。マテ貝の独特の風味とポン酢のさわやかさが絶妙にマッチします。

また、少しピリッとしたい方には柚子胡椒を加えるのも良いでしょう。簡単ながら、食材の味を十分に楽しめます。

炒めるのもあり

もう一歩進んだ食べ方として、細く切った野菜と一緒に炒める方法もあります。ガーリック、バター、醤油を組み合わせた「ガリバタ醤油」で味付けすると、香ばしさとコクが増し、とても美味しくなります。

この一手間で、普段の食事にも変化を加えることができます。

マテ貝の保存方法

もしマテ貝が大量に採れた場合は、佃煮を作るのがおすすめです。酒、醤油、みりん、砂糖を4:3:2:1の割合で混ぜ、マテ貝の量に応じて適量を鍋に入れます。

さらに、生姜チューブも5cm程度加えて、中火で煮汁が少なくなるまで煮詰めると、風味豊かな佃煮の完成です。今回私はマテ貝約200本で作り、3日間楽しむことができました。

まとめ

マテ貝の採り方から、調理方法までご紹介しました。特別なスキルや道具は必要ありません。自然の恵みを直接感じながら、自分で捕った海の幸を堪能できるのがマテ貝採りの醍醐味です。

この楽しさは一度味わうと病みつきになるかもしれません。動いている生き物を自分の手で捕まえる感覚は、他では味わえない特別な体験です。時間を忘れて夢中になること間違いなしです。

是非、マテ貝採りに挑戦してみてください。楽しさ溢れる素晴らしいアウトドア体験になることをお約束します。では、皆さんの充実した潮干狩りを心からお祈りしています!

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