ホッキ貝の下処理方法!ウロは取り除いた方がいいの?

食材

ホッキ貝が砂場で生活するため、内臓には砂が含まれることがあります。ウロは食感が良くないため、除去されることが一般的です。

今回は、通販でも手に入る新鮮なホッキ貝を使った刺身の下処理方法や、食べられない部分についての注意点を紹介します。

ホッキ貝の食べられない箇所

ホッキ貝の食べられない部分として主に知られているのは、身(足肉)に混じる茶色や黒いウロや内臓です。

一部の人はこの部分を好んで食べますが、内臓には砂が混入していることが多く、そのまま食べると砂っぽさを感じことがあります。

これは美味しさを損なう要因となるため、一般的には取り除いて調理することが推奨されています。特に、ホッキ貝の独特な甘みを楽しむためには、内臓部分の除去が重要です。

刺身にするときの下処理と捌き方の動画

ホッキ貝を刺身で楽しむには、適切な下ごしらえが不可欠です。このため、分かりやすい捌き方の動画を紹介します(https://www.youtube.com/watch?v=Y-TLC-Bp25c)。

手順は以下の通りです。

  • 貝の水管が見える部分からナイフを入れ、貝殻に沿って貝柱を外す。
  • 貝殻から身を外し、身とそれ以外の部分を分離する。
  • 内臓を取り出す。
  • ヒモの内臓部分を取り除く。
  • 身を縦に切り開く。
  • 残った内臓を除去する。
  • 身、貝柱、ヒモを水洗いし、黒い筋を取り除く。
  • 適当な大きさに切って盛り付ける。

匂いが気になる場合は、水洗い後に軽く湯通しをすると、匂いが軽減され、甘みが増します。また、湯通しすることでホッキ貝の色が灰色からピンク色に変わり、見た目にも美味しそうになります。

これはお寿司で見かけるホッキ貝の色と同じです。

水管やヒモは刺身でもOK?

ホッキ貝には水管と呼ばれる部分があり、これは一般に「ヒモ」として知られています。

ホッキ貝のヒモは、寿司ネタとしても人気があり、独特の食感と風味を持っています。刺身としてヒモを楽しむ際には、表面に付着している黒い部分を丁寧に取り除く必要があります。これは食感があまりよくないためです。

また、ホッキ貝の貝柱に関しては、時に砂が含まれていることがあり、そのジャリジャリした食感が苦手な方は、取り除くことをお勧めします。

しかし、貝柱はホッキ貝の美味しい部分の一つで、歯ごたえがあり、風味豊かです。少しの砂が気にならない方には、そのまま刺身として楽しむのも良いでしょう。

肝や内臓は食べられる?

ホッキ貝は砂場で生育するため、内臓には砂が混入していることが多いです。アサリなど他の貝類と異なり、ホッキ貝は塩水に浸けても砂を吐き出さないため、水洗いが一般的な下処理方法となります。

そのため、内臓部分は通常は食べられません。これは砂の混入が主な理由であり、内臓を取り除いてからの調理が推奨されます。

バター焼きや炊き込みご飯を作る際も、内臓を取り除いた後にホッキ貝を使用することで、より美味しくなります。

ホッキ貝の内臓やウロは食べられる?

ホッキ貝の内臓やウロは砂の混入や独特の食感により、食感が悪くなることが一般的です。

したがって、美味しくホッキ貝をいただくためには、これらの部分を取り除いて調理することが望ましいです。

食感を大切にする日本の料理文化においては、このような細部にも注意を払うことで、より楽しい食事体験が得られます。

ホッキ貝の刺身まとめ

ホッキ貝は一年中市場に出回っていますが、特に冬が旬とされており、この時期のホッキ貝は特に美味しいと言われています。

主に茨城県より北の海域で捕れるホッキ貝の中でも、北海道や青森産のものが特に有名です。国産のホッキ貝はその品質の高さから高価な値段で取引されることがあります。

通常、回転寿司などで提供されるピンク色のホッキ貝の身は加熱処理されたものですが、生のホッキ貝は灰色がかった色をしています。

新鮮なホッキ貝を手に入れた際には、刺身として楽しむことをお勧めします。特に北海道産の新鮮なホッキ貝は、生で食べることでその独特の甘みや食感を存分に味わうことができます。

市場には殻付きのものとむき身のホッキ貝があり、どちらも刺身として利用することができます。好みや調理の都合に応じて選べるのも、ホッキ貝の魅力の一つです。

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