おうち時間が増えて、手作りスイーツに挑戦する方が増えていますよね。特に、ビスケットを使ったタルト生地は、初心者さんでも手軽にトライできるお菓子の一つです。しかし、思ったように固まらなかったり、形が崩れてしまったりと、悩みの種も。
- 固まらない
- 形が定まらない
- ぼろぼろと崩れやすい
こんな悩みを抱えている方へ、今回はビスケットで作るタルト生地が上手くいかない時の対処法をご紹介します。
秘訣は、意外と簡単、牛乳の加減にあります!
パサパサしてまとまりにくい時は、少量の牛乳で調整することで、思いのほか簡単に解決します。ビスケットを使ったタルト生地作りにチャレンジしたい方、固まらずに困っている方は、ぜひこの機会に試してみてくださいね。
タルト生地を上手に固めるコツって?

タルト生地を美味しく仕上げたいけれど、なかなかビスケット生地が上手に固まらない…そんな悩みを持つ方へ。
見た目は簡単そうでも、意外と難しいタルト生地の固まり方。
実は、タルト生地がしっかりと固まらない原因には、
- ビスケットを細かく砕いていない
- バターの量が不足しているか、溶けていない
- 材料を充分に混ぜ合わせていない
- 生地をしっかり押し固めていない
- 十分に冷やしていない
- バターを使わずに作っている
などが挙げられます。
これから、それぞれのポイントを詳しく解説していきますが、まずは基本のタルト生地のレシピをチェックしておきましょう。
~基本のビスケットタルト生地レシピ~
必要な材料(18センチのタルト生地用)
- ビスケット 120g
- バター 50g
- 牛乳 大さじ2
作り方
- ビスケットを厚手の袋に入れ、麺棒で細かく砕く
- バターを室温に戻しておく
- 1のビスケットにバターと牛乳を加え、手でよく混ぜ合わせる
- タルト型に3を均等に敷き詰める
- 冷蔵庫で1時間以上しっかり冷やせば、完成です
たった3つの材料で簡単にできるとは言え、タルト生地が上手に固まらないという悩みは少なくありません。
それでは、固まらない原因とその対策を一つずつ見ていきましょう。
ビスケットを十分に細かく砕いている?
タルト生地が固まらない主な原因は、ビスケットを十分に細かく砕いていないことです。細かく砕くことで、バターとの結合が強くなり、しっかりと固まります。
ビスケット砕きのコツ
- ハードタイプのビスケットを選ぶ
- 厚手の袋に入れて、破れにくくする
- 麺棒で力を入れて叩く
この作業は少々手間がかかりますが、ストレス発散にもなりますし、楽しみながらできますよ。
バターの量と溶け具合をチェック
タルト生地がうまく固まらないもう一つの理由は、バターの量が不足しているか、十分に溶けていないことです。
バターが少なすぎると生地がボロボロになりがちですが、多すぎると崩れやすくなります。バターが適切に溶けているかも重要です。
バターを適温にするコツ
- 冷蔵庫から出して自然に室温に戻す
- 寒い時期は微波で少し温める
- 加熱しすぎないように注意する
溶けすぎたバターは避け、適度な柔らかさで使用しましょう。
材料をきちんと混ぜ合わせている?
タルト生地が固まらない原因の一つに、材料が十分に混ぜ合わされていないことがあります。しっかりと揉み込むことで、材料が均一に混ざり合い、生地が固まりやすくなります。ただし、混ぜすぎには注意しましょう。
生地をしっかりと押し固めているか
生地を敷く際にしっかりと押し固めることが重要です。不均一にならないように、平らなもので押し固めましょう。
生地敷きのポイント
- コップやスプーンで平らに押し固める
- タルト台の厚さを均一にする
しっかりと押し固められたタルト生地は、見た目にも美しく仕上がります。
十分に冷やしているかのチェック
タルト生地が固まらないもう一つの理由は、十分に冷やしていないことです。冷やすことで生地がしっかりと固まります。時間がない場合は、冷凍庫で急冷しても良いでしょう。
バターを使わずに作ってみた?
カロリーが気になる方は、バターの代わりに油を使うこともできますが、バターを使った方が固まりやすく、味わい深いタルト生地ができます。タルト生地の固まりにくさに悩んでいる方は、これらのポイントをチェックしてみてくださいね。
型からのタルト生地外し、上手にできるコツって?

タルト生地が見事に固まって、いよいよ仕上がりの瞬間!
けれど、型から外す際に生地が壊れてしまうことがしばしば。そんな時、どうにか上手に外せる方法があればなあと思いませんか?
ここで、タルト生地をスムーズに型から外すためのポイントをいくつかお伝えします。
タルト生地をスムーズに型から外すポイント①
- タルト型の内壁にバターを塗ってから、ふるった薄力粉を均一に振りかける
- もしくは、ラップを敷いてから生地を広げる
これらの方法で、生地が型にくっつきにくくなり、外しやすくなります。
タルト生地を型から外すアイデア②
- 使う型を賢く選ぶ
シリコン製の型や底が取り外せるタイプの型を使えば、楽に取り出せます。形に囚われずに、いろいろな型を試してみるのも一つの方法ですね!
タルト生地を型から外す工夫③
- 冷蔵庫から出したら、5~10分程度室温に置く
すぐに取り出そうとすると、バターが固まっていて難しいので、少し待つと良いでしょう。自分に合った方法を見つけて、ぜひ試してみてくださいね!
ビスケットで簡単!おしゃれなタルト生地レシピ

ビスケットを使ったタルト生地が出来上がれば、様々なタルト作りに挑戦したくなりますよね。今回は、混ぜるだけ・冷やすだけで完成する「いちごのビスケットタルト」を紹介します。クリスマスや誕生日のお祝いにもぴったりですよ。
いちごのビスケットタルト、手軽に作れるレシピ
タルト生地は、先にご紹介した基本のレシピを参照してください。ここでは、その上に乗せるフィリングの準備をご紹介します。
材料
- いちご 20個
- マシュマロ 100g
- クリームチーズ 150g
- 無糖ヨーグルト 150g
レシピ
- いちごはヘタを取り、縦半分にカット
- クリームチーズは室温で柔らかくしておく
- 耐熱容器にマシュマロを入れ、600Wのレンジで40秒加熱後、よく混ぜて溶かす
- 溶かしたマシュマロにクリームチーズとヨーグルトを加え、滑らかになるまで混ぜ合わせる
- 準備したタルト生地の上に4を流し入れ、冷蔵庫で2時間冷やして固める
- いちごを飾り、お好みで粉砂糖やミントをトッピングして完成
お子さまと一緒に作るのも楽しい、簡単レシピです。ぜひ試してみてくださいね。
ビスケットタルト生地が固まらない!どうする?

今回は、ビスケットで作ったタルト生地がなかなか固まらない時の原因とその対処法をご紹介します。固まらない原因は主に5つあります。
固まらない原因とその解決法
- ビスケットが十分に細かく砕かれていない
- バターの量や溶かし方に問題がある
- 材料が均一に混ざっていない
- タルト型への生地の敷き詰め方が不十分
- 十分に冷やしていない
原因に応じた対処法も紹介していますので、困ったときはぜひ参考にしてみてください。ビスケットタルト生地作りでお悩みの方の助けになれば幸いです。この記事を参考に、美味しいタルト生地作りに挑戦してみてくださいね。