ふとした瞬間に、洗濯機の中でオムツを回してしまい、中身のポリマーが広がってしまった経験、ありませんか?
その時、柔軟剤が大きな役割を果たすと聞いたことがあるけれど、本当のところどうなのでしょう?
その秘密に迫ります
洗濯機でまさかのオムツ洗い!柔軟剤が役立つ理由
柔軟剤がポリマーとの戦いで頼りになるのは、ポリマーが滑りやすくなって流れ出しやすくなるからです。
その上、柔軟剤は静電気を防ぐ力も持っているので、ポリマーの除去がぐっと楽になるんですよ。
でも、柔軟剤が直接ポリマーを解消するわけではないので、注意が必要です。ポリマーでびっしりの洗濯物や洗濯機に柔軟剤をすぐに加えるのは避けましょう。
ポリマーがあちこちに広がってしまった時は、柔軟剤をすぐに使うのではなく、まずは自分でポリマーを除去する作業から始めることが大切です。
紙オムツを洗った後の柔軟剤活用法
柔軟剤を使う前に、まずは下準備から。
- 排水口が詰まっていないかをチェック
- 洗濯槽に残るポリマーを除去(キッチンペーパーで丁寧に拭き取る)
- フィルター内のポリマーも取り除く
- 衣類についたポリマーは手でこそげ取る(乾かすと取りやすくなります)→バケツで水を替えながらすすぎ洗いをする
目に見えるポリマーをできるだけ取り除いた後に、いよいよ柔軟剤の出番です。
柔軟剤を加えて洗濯機で洗った後、糸くずフィルターにたまったポリマーはしっかり取り除いてくださいね。
★可能であれば、洗濯機ではなく、別の容器で柔軟剤を使って衣類を洗うのがおすすめです。
それは、排水口の詰まりを防ぐため。排水する際には排水口ネットを使って、ポリマーがそのまま流れ出ないようにすることが大切です。
洗濯機でうっかりオムツを洗ってしまった!柔軟剤はどこに足せばいい?
まさかのオムツ洗濯事故!柔軟剤の正しい投入口は?
失敗から学ぶ、オムツと洗濯機の対処法。縦型とドラム式で異なるポイントもしっかり解説します。
縦型洗濯機での柔軟剤の足し方
縦型洗濯機の場合、柔軟剤は専用の投入口へ。いつもの洗濯と同じ方法でOKです。
これで、オムツのアクシデントも再洗濯で解決へ。
ドラム式洗濯機で柔軟剤を使うコツ
ドラム式洗濯機でも、柔軟剤は指定された場所に規定量を。ただし、オムツ事故時の柔軟剤使用について公式ガイドは特に言及していませんが、こちらも役立つ情報をご紹介します。
■オムツ事故後の洗濯物ケア
濡れていない状態でブラシや粘着テープで処理を。紙オムツが関わった洗濯物は乾燥させず、まずはフィルターや排水口の確認から。
- ドラムやドア周りの紙オムツ残りもしっかり除去しましょう。
- 排水システムのチェックと清掃
- 水位「高め」、洗い時間「最長」で洗濯開始
- 水が溜まったら一時停止し、浮いたポリマーを取り除く※床の濡れに注意
- 脱水は時間「最短」でスタート
ポリマーが残る場合は、この手順を2~3回繰り返しましょう。
洗濯機でオムツを洗ってしまった!でも柔軟剤がなくても大丈夫です
もし洗濯機でオムツを洗ってしまっても、柔軟剤がなくても心配いりません。
公式の対処法には柔軟剤の使用については触れられていませんが、ポリマーの除去は柔軟剤がなくても可能です。
- 手動でポリマーを除去する
- 水位を最大にして洗濯機を動かす
実は、これだけで十分対応可能。柔軟剤はポリマーを滑りやすくして除去しやすくするためのものでした。
洗濯の新常識
柔軟剤を使うメリットがここにあります。ポリマーが滑らかになって、より流れやすくなるんです。
使い方次第で、柔軟剤は静電気を防ぎ、ポリマーの除去を助けてくれるのです。
しかし、柔軟剤がポリマーを直接消し去るわけではないのがポイント。
洗濯前には、目で確認してポリマーをしっかりと取り除いてから、洗濯機にかけることが大切です。
さらに、ポリマーをこすことで、排水口の詰まりを防ぐ工夫も忘れずに。